6/29 WWE

 6月29日は、我が家の年に一度のお楽しみ、WWE東京公演に行ってきました。私はプロレス観戦は基本的に息子と二人で行っているのですが、妻も含め家族みんなで見に行くのは、DDTの1月3日のお年玉興業、DDTと大日の両国大会、そしてこのWWE東京公演です。

 さて、今回のWWE東京公演ですが、なんといってもセミファイナルのセザロがよかった!毎回セザロが一番いい試合をしていると思います。結局はいつも負けているような気がしますが、攻めも受けも超一流、とにかく「魅せ方」を知っている選手です。今回も豪快な技、そして相手の技を光らせる見事な受け身を惜しげもなくいくつも見せてくれました。この選手のいいところは、相手の技を受けたり、かわしたり、カウンター攻撃で迎撃したり、これらを実に見事にこなすところです。ああ、これで終わりか、と思わせつつまだ試合を続ける、このあたりが実に見事なのであります。「もう終わっちゃうの?」とか「まだ続くのかよ・・・」とか思わせない、見事な試合運び。今回も、相手のリコシェ、日本での活動が長かっただけに彼に声援が集中しがちですが、試合の流れでセザロコールが自然発生していました。セザロ、ほんとうにいい選手です。

 また、日本公演ならではの日本人選手の活躍もよかったです。今回は中邑、ASUKA、カイリ・セインの3人がみないい仕事をしていました。しかし、中邑の最高に盛り上がると思われる入場シーンを上回ったのは、その中邑のタッグパートナーとして登場したHHHの入場。事前の発表では今日の出場メンバーに入っていなかったHHHが突如として登場。彼の入場テーマのイントロが流れたときがこの日一番盛り上がった場面ではないでしょうか。私はHHHの入場シーンだけで涙が出てしまいました。

 HHHは、試合としては殴る・蹴る・殴る・蹴る・必殺技ぺディグリー・・・と単調といえば単調な攻めしかしないレスラーですが、頑丈な体と確かな技術を駆使しての受けが見せ所。すでにピークを過ぎているとはいうものの、全盛期と変わらぬ動きを見せ、会場を盛り上げました。

 今回の公演は全体的に面白く、昨年の大会より良かったと思います(昨年が悪かったということではありませんが・・・)。

 また来年、楽しみにしています。