7/30 大日本プロレス

 今年初の平日プロレス観戦。大日本プロレス後楽園ホール大会です。職場から後楽園ホールまで30分弱というのがうれしい!

 立ち見の場所取りは夏休みで暇を持て余している息子に任せました。

 この日のメインイベントは、BJWデスマッチヘビー級選手権試合の前哨戦。王者木高イサミは宮本祐向を、挑戦者宇藤純久はアブドーラ小林をパートナーにタッグマッチです。この日のデスマッチアイテムの一つ、鉄檻は長年使われてきたものですが、もうボロボロ。というわけでこの日が最後。デスマッチのタイトルも「ラスト鉄檻蛍光灯タッグデスマッチ」でした。写真は蛍光灯がセットされた鉄檻に3人の選手が突っ込んだ瞬間。ポンポンポン!という蛍光灯が割れる音と観客の悲鳴が後楽園ホールに響き渡りました。

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 この試合を制したのは王者のイサミ。しかも挑戦者の宇藤に直接フォール勝ち。タイトルマッチ本番での宇藤の巻き返しに期待します。

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 イサミは強いだけでなくアピールがうまい!宇藤も口が達者なほうですが、イサミの前では形無し。「帰れ!」とイサミに言われ、結局なにも言い返すこともできずリングを後にした宇藤。言い返す代わりにリング上でやり返すしかない!

 

 それにしても、大日をみるたびに思うのは、団体所属外選手が活躍しすぎ、ということです。いろいろな人にチャンスを与える、という意味ではとてもいいことですが、この日の試合なんか見ると、完全に食われてしまっている感じです。

 まず、「強いな~!」と思わずうなってしまった選手は、みなフリーとか他団体とかの選手。

 とにかく強い鈴木秀樹(フリー)。鈴木については、おそらく現在日本一強いレスラーといっても過言ではない選手なのでしょうがないですが・・・。その鈴木をレギュラー参戦させている大日本は素晴らしい、とも言えます。

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 元大日、現在はフリーのTAJIRI。この日、BJW認定ジュニアヘビー級王者として吉野達彦・関札皓太と3WAYマッチでタイトル戦を行ったTAJIRIですが、圧倒的なうまさと強さで防衛。結構辛口の息子もTAJIRIの強さにはうなっていました。

 

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 このTAJIRIは日本のみならずアメリカ、メキシコでも活躍した名選手。私がメキシコに住んでいたとき、TAJIRIはちょうどメキシコ修行中でした。20年以上前のことです。私はメキシコ在住時は週に1,2回はプロレスを見に行っていたので、TAJIRIの試合も何度も見たことがあります。TAJIRIに「また来てるんですか?」なんて言われたこともあるし、一緒にメキシコシティの地下鉄で帰ったこともあります。というわけで、試合前、会場ロビーの売店にいたとき、「私のこと覚えていますか?」と声をかけてみようかとも思いましたが、「?」という顔をされるのがオチなのでやめておきました。

 

 セミファイナルのタッグマッチでは、ZERO-1所属の佐藤耕平が、BJWヘビー級王者の岡林裕二を必殺のパイルドライバーでマットに沈め、タイトル挑戦をアピール。

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 メインを締めた、現BJWデスマッチヘビー級チャンピオンの木髙イサミ。彼はプロレスリングBASARAの代表です。

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そして、このイサミと組んで、現在の日本プロレス界を代表するタッグチームの一つ、「ヤンキー二丁拳銃」を構成するこの日のパートナー宮本裕向は「暗黒プロレス組織666」所属です。

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 蛍光灯を利用したニーアタックを小林に叩き込む宮本。

みんな強い!もちろん大日所属のいい選手もたくさんいるのですが、以上の、いわば「外敵」に押され気味なのは否めないと思います。

 

ガンバレ、大日本!