昆虫食のススメ 第6回

 8月14日、山の日の振替休日、この日も暑かったのですが、あえて昼過ぎに出かけました。行く先は所沢航空記念公園。何をしに行ったかというと、虫取りです。ターゲットはセミ。ついでにセミの抜け殻と、やたらとたくさん見かけたシロテンハナムグリ(写真)も収穫しました。

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 セミ捕りをしている最中、5,6歳の男の子が私のところにやってきて、そのぐらいの歳の子にしてはやたらと丁寧でしっかりした口調で「なにをとっているんですか」と聞いてきました。「あ、セミ捕りをしているんだよ」。男の子はミンミンゼミを一匹手に持っていたのですが「このセミ、いらないのであげます」「え、いいの?せっかくとったのに」「いいえ、いらないからいいんです」。というわけで、彼からミンミンゼミを一匹もらいました。それにしてもよくできた子だ。タダモノではない。

 今回は一食分ということで、ミンミンゼミを男の子からもらったのを含めて7匹、アブラゼミを3匹の計10匹捕まえて終了。それにしても暑かった。

 

 今回のメニューは、ハナムグリセミのチリソース炒め。

【材料】シロテンハナムグリ 8匹

    ミンミンゼミ 7匹

    アブラゼミ 3匹

    タマネギ 1/4個(みじん切り)

    チリソース (以下チリソースの材料)    

      トマトケチャップ 大匙3

      黒酢 大匙2

      黒糖 大匙1

      鶏がらスープの素 小さじ2

      鷹の爪 1本 (細かくちぎる)

      水 50㏄

 ※分量は「それらしく」するために書きましたが、実はテキトーです。

    揚げ油、炒め油 適宜

    片栗粉 適宜

 

【作り方】

ハナムグリセミを、消毒と洗浄をかねて熱湯に通す。セミはあらかじめ冷凍庫に10分ほどいれておくと凍死するのか、仮死状態なのかわかりませんが、とにかく動かなくなるので、お湯に入れる際に逃げられることはない(今回はゆでた後セミの翅をとりましたが、とるかとらないかはお好みで)。

②①のハナムグリセミの水気を切り、片栗粉をまぶす。

③②を180度に熱した油でカリッとするまで揚げる(5、6分揚げたと思います)。

④熱したフライパンに油をしき、タマネギを炒める。

⑤タマネギに火が通ったらちぎった唐辛子を加え、さらに炒める。

⑥⑤にケチャップ、黒酢、黒糖を加えてざっと混ぜ、水を加えてのばす。

⑦⑥に③を加え、ソースが全体にからんだら出来上がり。

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 エビチリに「森の風味」を加えたような味です(抽象的ですが・・・)。ハナムグリは初めて食べましたが、サクサクして、クセがなく、ほのかに甘いような感じでおいしかったです。

 今が旬のセミ、夏休み中にあと2,3回は食べようと思っています。今はミンミンゼミが多いですが、もう少ししたらツクツクボウシが増えてきます。次はツクツクボウシメインで何か作ってみます。