10月6日(土) かいぼりボランティア事前講習会

 10月6日、日曜日。下北沢に行ったのは何年ぶりでしょう。就職したばかりのころ、ふとしたことから演劇に興味を持ちはじめ(このことを書くと長くなるので割愛しますが)、しばらくして会社をやめ、俳優養成所に入って演劇の修行(というほど長く続かなかった)をしていた時期があったのですが、そのころはやはり「演劇の町」である下北沢にはしょっちゅう行っていたものです。ああ、こんなこと書いていたらいろいろ思い出したことがあるのですが、それを書いていたらこれまた長くなるので割愛。

 つまり、言いたいことは、下北沢に行ったのはずいぶん久しぶりだということです。用があったのは「北沢タウンホール」なのですが、北沢タウンホールにいったのはこれが二回目。前回は、20年以上前の話です。旗揚げして間もないころのDDTプロレスの興業を妻と二人で見に行きました。若き日の高木三四郎、「この人、『魅せる』のがうまいなあ」と思ったものです。そのほか、いろいろ個性的なレスラーがいたなあ、なんてそっちに話がそれると長くなるので、ここで三度目の割愛。とにかく、それ以来、二十何年ぶり、二度目の北沢タウンホール

 今回は(やっと本題に入ります)、公益社団法人東京都公園協会主催の「かいぼりボランティア事前講習会」のために北沢タウンホールに行ったのです。13時から16時半まで、3時間半にわたっておこなわれたこの講習会は、前半は「かいぼりとは何ぞや」という話、後半は実際かいぼりを行う池の紹介でした。

 ところで、13時から16時半、というと、普段私が留学生を相手に行っている日本語の授業の午後の部とまったく同じ開始時間と終了時間です。いつもは自分が前に立っているのに、今回は受講する立場になっているのが不思議な感じがしました。

 かいぼり、というのは、簡単に言えば池の水を抜いて掃除をすること。この東京都内の公園のかいぼり作業は、在来種の保護と外来種の駆除が主な目的だということです。私が期待したのは、水棲の外来種の王様ともいえるアメリカザリガニ、公園の池にもたくさんいそうですが、駆除したこいつらを食材として持ち帰れるか、ということ。残念ながら、法律上、こいつらを公園外に持ち出すことはNGなのだそうです。ならば公園内で料理して食えばいいのでしょうが、おいしく食べるには泥吐きを十分にさせた方がいいでしょう。そこまで手間をかけると、「かいぼり」とはまた違ったイベントになってしまいますね。今後そういったイベントを行ってほしいです。

 かいぼりは都内の数か所の公園で行われるのですが、私が応募したのは、12月7日の「小山田緑地(上池・下池)」と、12月8日の「野川公園ひょうたん池・かがみ池」の、二か所というか四か所というか、とにかくその二日間です。

 12月の「かいぼり」となると、寒いとは思いますが、楽しくやりたいものです。

 

 ところで、なんで「かいぼり」をやってみようなどと思ったのだろう。自分でもわからない・・・