12月26日(木曜日)

 今日は西武鉄道の「ウォーキング&ハイキング」の企画イベント「2019年ポイントDay 散策 2019年ファイナル アメ横商店街フリー散策!」に行ってきました。受付は西武鉄道池袋駅の南口です。南口というのは地味な場所で、「え?こんなところにも改札があったの?」というような、「南口」というより「裏口」とでも名付けたくなるようなところです。ここからJR山手線で上野まで行って、上野から散策、という企画でしたが、ここは上野まで走っていこう!上野あたりにいい銭湯はないかと調べたところ、なんと、御徒町駅の近くに朝6時からやっている銭湯がありました。ここをゴールとして、御徒町から上野に向かってアメ横を散策しよう、というのが私のコース。しかし、池袋から御徒町までは、調べてみたところ7キロぐらいしかない!こんなに短い距離のランニングでは銭湯に入る喜びが半減してしまいます。そこで私は練馬駅から走ることにしました。これなら15キロぐらいあります。

 練馬駅を降りて千川通を走り、途中環七にぶち当たったら環七を北上し、要町通りと交差するところで右折、要町一丁目交差点を右折して山手通りを南下、長崎一丁目交差点で左折してあとは道なりに走っていけば西武池袋の裏口、じゃない、南口に着きます。しかし、私は道を間違えた。環七を横切ってしまったのです。なかなか環七にぶち当たらないなあ、あ、もしかしたらさっき陸橋の下を通ったけど、あの陸橋の上が環七だったのかな・・・と気づいたのはだいぶ走りすぎてから。まあ、方向はあっているはずだからそのうち池袋につくだろう、と思ってそのまま走りました。目白通りに出て、池袋駅行のバスを発見したので、ああ、これで大丈夫、と思っていたらやがて西武デパートの姿がちらりと見えました。ここで安心したのがまずかった。いつの間にやら袋小路のような住宅街に迷い込んでしまったのです。この方向でいいはずだ、と走り回っていると、やがて大通りが見えてきました。あそこに出てみよう、と思ってそちらに向かったら、なんと、目の前にウォーキング&ハイキングの受付が現れました。自分の勘を信じて走ったのがよかったのか。

 というわけで、そこで受付を済ませ、明治通りを走って六つ又交差点で春日通りに入り、あとはずーっと「上野広小路」交差点まで走って、そこを右折し、「上野三丁目」交差点で左折すればゴール。

 今日のゴールはここ。「燕湯」です。

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 ここは外見通り、レトロな感じの銭湯で、まず玄関から男湯と女湯に分かれています。こんなレトロなつくりでありながら、ドアが自動ドアだったのには驚きました。その自動ドアを抜けると番台があります。脱衣場はそんなに広くないのですが、ロッカーが大きくてよかったです。バックパックが余裕で入ります。私のすぐあとに若者が一人入ってきましたが、入浴客は数名しかおらず、ロッカーも空きがたくさんあるのにも関わらず、私が選んだロッカーのすぐ横のロッカーを使い始めたのはどういうわけでしょう。もしかしたら彼は常連で、いつもと同じロッカーを使っただけなのでしょうか。なんだこのおやじ、見慣れない顔だな、なんで俺のロッカーの隣にわざわざ陣取ったのだ、なんて思っていたのかもしれません。ま、そんなことはどうでもいいです。とにかくいい銭湯でした。いままで行った中で一番いいかもしれません。まず、つくりは木造のペンキ塗り、面積は狭いですが天井が高い。壁にはペンキ絵。富士山に天女です。浴槽は二つだけ。サウナどころか立ちシャワーもないシンプルなつくり。広いほうの浴槽にまず入りましたが、やや熱めで心地よかったです。狭いほうの浴槽はもっと熱く、温度計を見たら46度!これは最高でした。私はその熱いほうの湯にしばらく浸かって壁のペンキ絵を眺めていました。

 帰ろうとしたとき、常連とおぼしきおじいさんがやってきて、番台のおばちゃんに「クリスマスプレゼント、昨日忘れちゃったけど今日はもってきたよ。ちょっとまってくれ」とカバンを探り始めました。私はどんなプレゼントを渡すのか気になりましたが、すでに体が半分外に出ていた状態だったのでそこで待っているのも変です。仕方なく燕湯をあとにしました。

 ここから御徒町駅まで徒歩3分ぐらいです。アクセス抜群です。あとはアメ横に行って、結局なにも買わず上野駅まで歩いて、電車で帰ってきました。

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 今日の走行距離は先にも書きましたが約15キロでした。

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