12月28日(土曜日)

 12月28日は朝から晩まで後楽園ホールで過ごしました。

 まずはプロレスリングBASARAの昼興行。立ち見でいい場所をとるため、朝9時ごろ後楽園ホールに着くように家を出ました。ありがたいことに所要時間1時間程度です。しかも通勤定期が使えるので、運賃がかかるのは丸ノ内線の池袋ー後楽園間だけ(片道168円)です。

 息子は昼は塾の冬期講習があるので、BASARAは一人で見に行きました。BASARAはDDTグループという大規模プロレス団体の子会社的な一団体なのですが、来年独立することになったので、今回がDDTグループとしての最終興行です。BASARA代表の木高イサミはおそらく年間試合数では日本でトップクラスの忙しいプロレスラー。選手としては超一流ですが、今後は経営者としての腕の見せ所です。ぜひ頑張ってほしいものです。

 試合はどれも面白かったのですが、私は試合を見ながら写真を撮るということができないので、試合そのものの写真はありません。

 とりあえず私が撮った写真は、

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 入場時に観客に向かって水をぶちまけるバラモンケイ。バラモンは双子のタッグチームで、この日も「バラモン兄弟」としてタッグマッチに出場する予定だったのですが、兄・バラモンシュウがインフルエンザのため欠場。ヨガコンビの西村修トランザム☆ヒロシ組とのタッグマッチを、西村、ヒロシ、ケイによる3ウェイマッチ(三人で戦い、誰かが誰かに勝った時点で試合終了。自分が勝つために、あと二人で勝負が決まりそうな時にカットに入ったり、二人で組んで一人を攻めたり、というゲーム的要素の強い試合)に変更。ちなみにバラモンは入場時や試合中に水などをぶちまけたりするのが「売り」で、心得ている観客はカッパなどを用意していました。私は二階バルコニー立ち見なので水がかかる心配はなし。

 その他、久しぶりに組んだ下村大樹と島谷伸寛の「グラン・ミリメーターズ」(下村はBASARA所属、島谷はDDT所属だったところ先日フリーになったので久しぶりのタッグとなりました。以前はDDTグループの一つ、若手中心の団体DNA、現在活動休止中の団体ですが、ここに二人とも所属していて、そこでタッグを組んでいたのです)が、日本屈指のタッグチーム、ツトム・オースギとバナナ千賀の「SOS」と対戦。主戦場としている大日本プロレスでは、先述のバラモン兄弟がらみのイロモノ系の試合が多い感のあるSOSですが、この日はお遊びなしのガチモード。若手二人の良さも引き出しつつ、絶妙のコンビネーションで結果を見れば圧勝。さすがです。この後行われたIRON FISTタッグタイトルマッチの終了後、見事防衛を果たしたFUMA・久保祐介組に次期挑戦者として名乗りを上げました。

 と、事細かに書いていたら限りなく長くなってしまうので割愛。いきなりメインイベントのユニオンMAXタイトルマッチへ。王者であるDDTの高梨将弘にBASARAの大将、木高イサミが挑みました。結果からいうと、高梨が防衛したのですが、チャンピオンが防衛した試合で泣いたのはたぶん初めてです。挑戦者が見事新チャンピオンになった、という試合では何度も泣いていますが。

 こちらは王者・高梨将弘。

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 そしてこちらが敗者のイサミ。BASARAの看板タイトルであるユニオンMAXを取り戻すのは誰だ?これで、経営的にはDDTグループを抜けたとはいえ、DDTに絡んでくることは確実です。

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 夜興行はDDT。こちらは息子も後楽園ホールへ。DDTのサービスの一つ、アンダー18(18歳以下1000円)を行使し、特別リングサイドを購入しました。ちょうど私が立ち見をしている場所の真下でした。何か落とせば息子の靴に当たるだろうという、本当に本当の真下。

 こちらはDDTらしく、バラエティーに富んだ興行でした。細かく書くのは面倒なので、息子が撮った写真(今回は3000枚以上撮りました)から何枚かアップして終わりにします。

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 世界的な格闘家、青木信也とスーパー・ササダンゴ・マシンの大喜利マッチ。青木が勝利しました。

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センダイガールズプロレスリング橋本千紘が放った必殺・オブライト(ジャーマンスープレックス)。これがフィニッシュとなりました。

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靭帯損傷で欠場していた樋口和貞(右)の復帰戦。膝の負担も考えて、もと115キロあった体重を105キロまで落としたとのこと。しかし上半身は欠場前よりビルドアップされていて、ガウンを脱いだ瞬間に観客がどよめきました。

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 最後は201センチ・130キロの巨体を誇る納谷幸男を必殺のドクターボムで仕留め、見事復帰戦を勝利で飾りました。

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 HARASHIMAの入場シーン。さすが、紙テープの量がすごい!

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セミファイナルの4ウェイマッチ、試合時間は11分ちょっととそんなに長くなかったのですが、見どころ満載の素晴らしい試合でした。上の写真は竹下の「眉山」が決まる瞬間。二人まとめてジャーマンスープレックスで投げるという、できる人が限られる技です。

 この試合を決めたのは、竹下。クリス・ブルックスを「正調」ジャーマンスープレックスで仕留めました。ちなみに、竹下は日本体育大学卒業ですが、卒論のテーマがジャーマンスープレックスだったそうです。

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 メインイベントは、DDT最強の座を決めるリーグ戦、D王グランプリの決勝戦DDT最強、といいつつ、他団体(プロレスリングゼロワン)の田中将斗が決勝進出。この実績豊富なベテラン選手に対峙したのはDDT遠藤哲哉

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 このシューティンスタープレス(バック宙しながら相手の体の上に落下するという高度な空中殺法)で遠藤の勝利!と思いきや、田中はこれをカウント2でクリア。

 

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20分を超える熱戦に終止符を打ったのは田中の看板必殺技・スライディングD。

 

いやー、BASARAもDDTも面白かった!充実した一日を過ごしました。

最後に、DDTファンクラブ限定撮影会での「地獄の墓堀人形」ことヨシヒコとのツーショット。この日の大石真翔との攻防は見事でした(人形を相手に試合をした大石がすごい、ってことなんですけど)。

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