9月22日 寺坂棚田&政宗興業
9月22日はなかなかハードスケジュールでした。
まず、午前は西武鉄道ウォーキング「2019年ポイントDay散策 寺坂棚田の彼岸花フリー散策!」に行ってきました。スタート地点は西武鉄道横瀬駅。というわけで、ちょっと早めに家を出て、スタート時間前に横瀬駅から徒歩15分程度のところにある「武甲養蜂場」に行きました。ここでは、スズメバチが付け込まれたはちみつ「スズメバチの地獄漬け」なる商品が売られているのです。私はそのつけられたスズメバチを取り出してウォッカにでもつけて「蜂蜜風味のスズメバチ酒」を作るつもりだったのですが・・・
なんと、この日、武甲養蜂場は休みでした。何か買いたかったら秩父の「道の駅」へ行け、という旨の張り紙がしてありました。時間があれば道の駅へ行ったのですが、この日はできるだけ早くウォーキングを終えて横瀬駅を出発しなければならない用事があったので、「地獄漬け」はまた今度、ということでウォーキングのスタート地点、横瀬駅に引き返しました。
これが今回の見所、寺坂棚田。「彼岸花観賞」というタイトルでしたが、彼岸花はまだ咲いていませんでした。でも、ご覧のとおりのいい眺めでしたから、十分満足。
この日は天気は悪くなかったのですが、雲がやや多く、秩父の象徴・武甲山も上半分が雲に覆われていました。しかし、石灰岩採取のために削られて昔とはまったくその様相を変えてしまった武甲山が、雲にかくれたことによって昔のままの姿を見せてくれたともいえます。私は小学生のころ秩父に住んでいたので、削られる前の武甲山の姿を知っているのです。小4の夏休みの自由研究では紙粘土で秩父市のジオラマを作って、もちろん武甲山も紙粘土で作りました。そのころの武甲山の姿が雲の中に見えました。
というわけで、ウォーキングを終えて横瀬駅に戻り、今度は王子に向かいました。王子駅で息子と待ち合わせて、王子ベースメントモンスターで行われた「政宗自主興業 紫髭独眼」を見に行ったのです。政宗は、私が思うに現在もっともかっこいい体をしたプロレスラー。そして、この日の対戦相手は、やはりかっこいい体をした、プロレスリングヒートアップ所属の若手レスラー・飯塚優。どちらも体のかっこよさはもとより、寝技を主体とした渋いレスリングスタイルが私の好みにぴったりだったので、これは身にいかねば、と思ったのです。
興業は全四試合と、コンパクトなものでしたが、試合前のあいさつで主催者の政宗が、試合数こそ少ないものの、一試合一試合厚みのあるものを見せたい、といった旨のことを言っていました。
そして始まった第一試合。なんと主催者の政宗自らが登場。当然メインだと思っていたのですが。これはあとで知ったことですが、この日ほかの場所で試合があった大石真翔の到着が遅くなるということで、大石が出る予定だった試合がメインになったという事情があったようです。
ま、一試合一試合に厚みを持たせたというこの興業では、第一試合だから前座だ、ということはありません。実際に、テクニシャン同士の見ごたえある渋い攻防を堪能することができました。
最後は政宗が、地味に仕掛けた足四の字固めで飯塚を仕留めました。いい試合でした。
第二試合は打って変わって妙な雰囲気の試合。というのも、とらえどころのない妙な動きをする藤田峰雄の試合だったからです。対するはヒートアップの若大将的存在の大谷譲二。
譲二もうまく峰雄のプロレスに対応できていましたが、それは言い方を変えれば峰雄のペースに乗せられていたということ。結局は峰雄の必殺技。スワントーンボムで譲二がマットに沈みました。
セミファイナルは、一昔前の選手と言わざるを得ない、私と同年代のレスラー、燃える情念こと石川雄規が、プロレスリングフリーダムズで活躍しているメキシコのデスマッチファイター、ビオレント・ジャックと、ギブアップかKOのみで決まる5分二ラウンドの変則ルールで対戦しました。寝技は当然石川に分があると思いきや、ジャックもなかなかのもの。一進一退の攻防の末、時間切れ引き分け。消化不良感のない見事な時間切れでした。
メインはタッグ屋対決、旭志織・大石真翔対サイコ、チャンゴ。これはタッグマッチならではの連携技はもちろん、個々の選手の個性的な技がバンバン飛び出す中、あっというまの20分時間切れ引き分け。
大石・旭の究極の連携技「サボテンの花」もフィニッシュにはならず。
最後はあまりしゃべりが得意とは言えない政宗が、大石・旭の助けを受けて締めました。
独眼竜は 伊達じゃねえぜ!
9月28日 西武鉄道ウォーキング
9月28日(土)は、西武鉄道の「駅長おすすめ 狭山丘陵ウォーク トロッコトンネルと多摩湖畔を歩く」に行ってきました。これは2月9日にやる予定だったところ、大雪により中止になってしまったイベントを再度実施することになったというものです。2月は最寄駅まで行ったところ、中止の張り紙を見て引き返した、ということを思い出しました。スタート時は雪はやんでいたものの、コース途中に積もった雪が危険だという主催者側の判断でしょう。ウォーキングの参加者は高齢者がほとんどなので、これは妥当な判断だったと思います。
スタートは西武球場前駅。というわけで、うちからスタート地点まで走っていきました。最短コースでは5キロ程度なのですが、遠回りして20キロ弱走りました。
スタート・ゴール地点の西武球場前駅。写真のとおりいい天気。
スタート地点からしばらく歩くと、第一の見所、武蔵村山市歴史民俗資料館が見えてきました。
ここは見学無料です。館内は撮影禁止ですから写真はありませんが、無料にしては充実した展示物の数々。近辺の遺跡の出土物などいろいろなものがあり、見応え十分でした。隣には入浴施設「かたくりの湯」もあり、休日の時間つぶしにはもってこいの場所だと思います。この資料館を出るとほどなく、このコースのメインとも言える「羽村山口軽便鉄道跡トンネル」に差し掛かります。横田・赤堀・御岳・赤坂と四つのそれぞれ長さ数十メートルのトンネルがありました。現在は自転車道となっています。
これらのトンネルを抜けると、獣道のような里山の道に入ります。
この後は閑静な住宅街を抜け、村山上ダムを経てゴールの西武ドームへ。
全長約9キロの心地よいウォーキングでした。
9月29日(日) DDT
9月29日(日)は、息子と一緒に後楽園ホールにDDTの興業を見に行きました。なんだかんだ言ってプロレスはDDTが一番面白いんじゃないかなあ、と思う今日この頃です。もっとも、見に行ったことがない団体もたくさんあるのでそんなにはっきり言うのはアレなんですが・・・少なくとも某メジャー団体よりは断然面白いです。
いきなり全試合終了後の話ですが、ファンクラブ限定の撮影会に参加しました。それにしても竹下はでかい!というか私は小さい!
相変わらず第一試合からメインイベントまで楽しませてくれるDDTですが、期待以上におもしろかったのが、ゴージャス松野が王者・高木三四郎に挑んだO-40(40歳以上限定)のタイトルマッチ。はっきりいって、「お約束」の展開だったんですけど、感動してちょっと涙が出てしまうほどでした。これがプロレスだ!ゴージャス松野が新王者に!
この日は赤井沙紀の遠縁にあたる、という設定の怪奇レスラー・娑鬼(さき)が登場。怪奇派としては出色の存在だと思います。赤井沙紀の才能を感じさせます。
純粋にプロレスとして面白かったのは、KO-Dタッグのタイトルマッチ。王者佐々木大輔・高尾蒼馬組に挑んだのは、彰人と、ドラマ「ノーサイドゲーム」に出演していたラグビー出身の大型新人・飯野雄貴。飯野が期待以上の大活躍を見せ、あわや、というところまで王者組を追い込んだのですが・・
ちょっと地味目な実力者・高尾が絶妙のアシストを見せ、最後は佐々木が飯野を仕留めました。
しかし、いいなあ、高尾クン。というわけで、翌日から目覚ましのアラーム音には高尾クンの入場テーマを使っています。
メインイベントのDDT Extremeタイトルマッチ、王者・黒潮イケメン次郎対HARASHIMA対遠藤哲哉の3ウェイマッチも、DDTならではのスリリングな展開。うまく対応していた黒潮イケメン次郎も見直しました。しかし
ここは息子が撮った写真の中からHARASHIMAの蒼魔刀三連発をアップします。
DDT Extremeの新王者となったHARASHIMAは、11月3日の両国大会メインイベントでKO-D無差別級王者・竹下とのダブルタイトルマッチに挑みます。
竹下を中心とする若手の台頭で最近一歩引いている感のあった HARASHIMAですが、やはりDDT興業のシメはこれじゃないと・・
あれ、なんで写真の向きがこうなっちゃうの?よくわからんけど「なんでかって?それは、鍛えているからだ!」
というわけで、今回も楽しませていただきました、DDT。
10月5日(土) ビストロ山2019
10月19日は、神奈川県相模原市で行われた狩猟採取イベント「ビストロ山2019」に行ってきました。このイベントは文字通り、参加者で山に行って狩猟採取を行い、収穫物を調理して食べる、というものです。私はいつもおせわになっている昆虫料理研究会のお手伝いスタッフとして参加しました。天気にも恵まれ、絶好の狩猟採取日和でした。
前半はスタッフも含め参加者みんなで狩猟採取。野草グループと昆虫などの小動物グループに分かれて専門家の解説を聞きながら食材集めをしました。私はやたらとたくさんいたコオロギとジョロウグモを主に採集しました。
後半は調理と試食。私は今回昆虫料理のブースで、主に揚げ物を担当しました。私は家でも休みの日は天ぷらとかフライとか、なぜか揚げ物を作るのが好きで(食べるのはそこまで好きじゃないんですが、なぜか揚げ物をするのが楽しくて・・・)、もくもくと捕れたてのコオロギやジョロウグモ、持ち込んだ冷凍保存のセミなどを素揚げや天ぷらなどにして揚げつづけました。昆虫料理研究会が提供したものは、そのほかいつも大人気の「セミの幼虫の燻製」、蚕のさなぎが入ったスパニッシュオムレツ、タコ焼きのタコのかわりにゴキブリ(ペットのえさ用のクリーンなやつなのでご心配なく)の素揚げを入れた「蟲焼き」、カメムシウォッカ、トノサマバッタの糞を漬けたジンなど盛りだくさん。どれも好評で、あっという間に参加者の皆さんの胃袋に収まってしまいました。
それにしても、ゴキブリというのは不思議な食材です。今回に限らず、昆虫食イベントでゴキブリ料理を出すと、それを食べた人は「あの」ゴキブリを食べた、ということでしょうね、テンションが上がります。「うぉおおお!」と叫ぶ人さえいます。そして、食べ慣れている人はその様子を見て微笑んでいたりします。今回は、マヨネーズを添えて提供していたゴキブリ入り蟲焼きを、「マヨネーズ抜きでお願いします。ゴキブリはいいのですが、マヨネーズはちょっと・・・」などというツワモノ(女性)もいましたが。
意外なほど評判がよかったのがセミの天ぷら。セミは捕れたてのものではなく、冷凍ものでしたが、セミは初めて食べた、という人々のほとんどが「こんなにおいしいとは思わなかった」とびっくりしていました。
私もスタッフとはいえ、他のブースの料理を食べに回ったりしました。相模川で捕れたという鮎を使った鮎こくとか、その日とった野草を使った料理の数々、地面に掘った穴を使った蒸し焼き料理「原始焼き」など、晴れ渡った青空のもとで食べるとおいしさも倍増といった感じでした。
やはり当日とった蛇は、解体ショーのあと炭火焼。これまたうま味が凝縮されていて、しこしこした歯ごたえで最高でした。
生きたままの昆虫を竹串に刺してそれを炭火焼にしていた、参加者の一人の少年がいましたが、こういうワイルドな子供もいまどきは珍しいのではないでしょうか。彼が焼いたバッタを一匹もらって食べましたが、これまた揚げ物とは違ったうまさがありました。バッタ本来の味が楽しめるといったところでしょうか。
というわけで、非常に充実した一日を過ごしました。また来年も参加したいと思います。
10月6日(土) かいぼりボランティア事前講習会
10月6日、日曜日。下北沢に行ったのは何年ぶりでしょう。就職したばかりのころ、ふとしたことから演劇に興味を持ちはじめ(このことを書くと長くなるので割愛しますが)、しばらくして会社をやめ、俳優養成所に入って演劇の修行(というほど長く続かなかった)をしていた時期があったのですが、そのころはやはり「演劇の町」である下北沢にはしょっちゅう行っていたものです。ああ、こんなこと書いていたらいろいろ思い出したことがあるのですが、それを書いていたらこれまた長くなるので割愛。
つまり、言いたいことは、下北沢に行ったのはずいぶん久しぶりだということです。用があったのは「北沢タウンホール」なのですが、北沢タウンホールにいったのはこれが二回目。前回は、20年以上前の話です。旗揚げして間もないころのDDTプロレスの興業を妻と二人で見に行きました。若き日の高木三四郎、「この人、『魅せる』のがうまいなあ」と思ったものです。そのほか、いろいろ個性的なレスラーがいたなあ、なんてそっちに話がそれると長くなるので、ここで三度目の割愛。とにかく、それ以来、二十何年ぶり、二度目の北沢タウンホール。
今回は(やっと本題に入ります)、公益社団法人・東京都公園協会主催の「かいぼりボランティア事前講習会」のために北沢タウンホールに行ったのです。13時から16時半まで、3時間半にわたっておこなわれたこの講習会は、前半は「かいぼりとは何ぞや」という話、後半は実際かいぼりを行う池の紹介でした。
ところで、13時から16時半、というと、普段私が留学生を相手に行っている日本語の授業の午後の部とまったく同じ開始時間と終了時間です。いつもは自分が前に立っているのに、今回は受講する立場になっているのが不思議な感じがしました。
かいぼり、というのは、簡単に言えば池の水を抜いて掃除をすること。この東京都内の公園のかいぼり作業は、在来種の保護と外来種の駆除が主な目的だということです。私が期待したのは、水棲の外来種の王様ともいえるアメリカザリガニ、公園の池にもたくさんいそうですが、駆除したこいつらを食材として持ち帰れるか、ということ。残念ながら、法律上、こいつらを公園外に持ち出すことはNGなのだそうです。ならば公園内で料理して食えばいいのでしょうが、おいしく食べるには泥吐きを十分にさせた方がいいでしょう。そこまで手間をかけると、「かいぼり」とはまた違ったイベントになってしまいますね。今後そういったイベントを行ってほしいです。
かいぼりは都内の数か所の公園で行われるのですが、私が応募したのは、12月7日の「小山田緑地(上池・下池)」と、12月8日の「野川公園ひょうたん池・かがみ池」の、二か所というか四か所というか、とにかくその二日間です。
12月の「かいぼり」となると、寒いとは思いますが、楽しくやりたいものです。
ところで、なんで「かいぼり」をやってみようなどと思ったのだろう。自分でもわからない・・・
セミを食べよう
クックパッドからは、やんわりと掲載拒否というか削除依頼というか、そういう趣旨のメールが来たので、クックパッドのユーザー登録自体解除してしまいました。というわけで、レシピをこのブログに記録しておこうと思います。
その1 これはレシピというほどのことはありませんが、ミンミンゼミの竜田揚げ。
下ゆでしたミンミンゼミに片栗粉をまぶして揚げただけです。セミの味をシンプルに楽しむにはもってこいの調理法だと思います。
その2 これはうまくできました、アブラゼミのピーナッツ衣揚げ。
下ゆでしたアブラゼミに小麦粉をまぶし、小麦粉大匙2を大匙2の水に溶いた、バーター液とかいうんでしたっけ、それにくぐらせて、細かく砕いたピーナツをまぶして揚げました。セミ自体ナッツっぽい風味がありますが、衣のピーナツの香ばしさと相まって、何とも言えぬ深い味わいが感じられます。カリッとした口当たりもなかなかのもの。これはおすすめです。
あと、写真を撮るのを忘れましたが、セミの抜け殻を黒糖、しょうゆ、酒で煮て佃煮風にしました。セミの抜け殻は洗ってごみを落としただけですぐに調理してしまいましたが、やはり乾燥させた方がよかったかな、口当たりが今一つ。そこで、その佃煮風のものに天ぷらの衣をまぶしてかき揚げにしました。これでパリッと仕上がり、美味しくなりました。
セミの季節も終わりに近づいています。これからはバッタの季節ですね。