昆虫食のススメ 第7回

8月13日の夕方、所沢航空記念公園に行きました。今回のターゲットはセミの幼虫です。暗くなってくると土の中から出てきて、羽化するために木に登ります。そこを捕まえるのです。成虫と違って飛ばないし、動きも遅いので網はいりません。小一時間で15匹捕まえました。ついでに、セミの羽化の観察もしてきました。羽化したての成虫もやわらかくてうまいのでしょうが、今回は観察の対象としただけで捕りませんでした。

f:id:upapipa:20190815070746j:plain

どことなく神秘的なセミの羽化。

 幼虫は捕まえてうちに帰るまでの間に羽化してしまうかもしれないので、動きを止めるために保冷剤を入れた保冷バッグに入れておきました。

 捕まえたセミはさっそく消毒と洗浄を兼ねて下ゆで。調理は次の日にしようと、この下ゆでした幼虫は冷蔵庫に入れておきました。

 さて、今回のメニューは・・・

セミの幼虫とカシューナッツの炒め物

【材料】(2人分)

※2人分といっても、私一人で食べてしまいましたが。家族は虫食べないんで・・・

 セミの幼虫 15匹

 ピーマン 2個

 人参(小) 1本

 玉ねぎ 半分

調味料

 片栗粉 小さじ1

 醤油 下味用小さじ1、調理用小さじ1

 紹興酒 下味用小さじ1、調理用小さじ1

 しょうが(チューブ) 下味用小さじ半分

 鶏がらスープのもと 小さじ1

 老干媽ピーナッツ入り(中国の「食べるラー油」、業務スーパーで購入)小さじ2

 炒め油 適宜

 揚げ油 適宜 

 

【作り方】

セミ幼虫を熱湯で2、3分ゆで、水気を切って醤油、紹興酒、しょうがで下味をつける。

②①に片栗粉をまぶして180度の油で3,4分揚げる。

③ピーマン、人参、タマネギを食べやすい大きさに切る。

④熱したフライパンに油を入れ、まず老干媽を炒める。

⑤④にカシューナッツ、②、③を加えて、鶏がらスープの素、水、その他の調味料を入れてざっと炒めて出来上がり。

 

f:id:upapipa:20190815070924j:plain

f:id:upapipa:20190815070903j:plain

セミの幼虫は成虫と違ってむっちりしていて、エビのような感じです。今回はカシューナッツを使いましたが、くるみを使ってみてもいいでしょう。セミの幼虫自体、くるみっぽい風味があります。

 

 お盆休みは虫取りばかりしていたような気がします。8月16日は仕事に行きますが、来週有給休暇をとったので、17日から21日までまた休みです。あと何回虫取り+昆虫料理を楽しむことができるかな。